著者: 花田一三六
カルディア帝国に滅ぼされたアバール公国公子ダリウスは、客分として帝都でのんびりとした生活を送っていた。しかしそこに元ガルア国の王女を名乗る少女フィアナがやってくる。国の奪還のための義兵を求めるフィアナに続いて、ダリウス一行(計4名)が国盗りに立ち上がる。
無敵超人ダリウスがたった5人で国を分捕り返すという痛快な物語。
文章は常に「後世の歴史家が史料を纏めている」という歴史小説の形態を取り、その辺り好悪の別れるところかと思われる。
2006年、10年振りにレーベルを変えて再刊された。