著者: 鏡貴也
イラストレータ: 義仲翔子
レーベル: 富士見ファンタジア文庫
ミア・ラルカイル16歳は、北大陸最強を誇った元リルミルト帝国の王女様。しかし国は二年前にガイラルハルに侵略され滅亡。持ちだした軍資金も底をつき、南大陸に流れついて、いよいよ強盗に手を出したところで、南大陸のとんでもない現実に遭遇した。
南大陸は法の神を戴く司法庁が支配する、超法治国家だったのだ。
いきなり超簡易強制裁判にかけられ、その場に居合わせたエル・ウィンの保護観察下に置かれることに。そしてそのエル・ウィンは、たった一人でドラゴンをも倒す武力と権力を与えられた武官弁護士だった……。
最初はファンタジー世界で神の威光を背景に無茶苦茶ぶちかますウルトラ裁判(もうそれは裁判ともいえないような……)ものだったんですが、巻を重ねるごとに司法庁を取り巻く陰謀ものとなっていって、10巻現在神々の世界をも巻き込んだぐっちょんぐっちょんの大陰謀劇の真っ只中。
個人的には最初の頃の雰囲気が懐かしいです……。