カエルと殿下と森の魔女 - 著者: 橘柑子

著者: 橘柑子
イラストレータ: 堤利一郎
レーベル: ファミ通文庫

紹介

ダークレイ大陸の中央部に位置する『闇の森』のほとりに立つ緑竜亭は、寡黙な主人の美味しい料理と、その一人娘兼看板娘リュンの力で今日も繁盛。しかしお客の半分は人間じゃなくて『闇の森』の人外連中。起こす喧嘩もハンパじゃない。リュンはそれらを静める“鬪う看板娘”なのだ。
今日も今日とて人狼のブラックと不死者のアンバーが喧嘩をしているところに、鎧を着込んだ貴公子が流れ付く。彼がカエルを差し出して言うに、これは魔法で姿を変えられたお姫様なんだそうな――

という、いかにもという話で始まるお話で、それこそ「いかにも」な話なのだが、一癖も二癖もある登場人物達のお蔭で退屈しない物語に仕上がっています。多少バタバタ感はありますが、今後に期待できる新人です。

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