アンダカの怪造学 - 著者: 日日日

著者: 日日日
イラストレータ: エナミカツミ
レーベル: 角川スニーカー文庫

紹介

限りなく遠い隣の世界―虚界(アンダカ)。その虚界の生物を召喚し使役する怪造学の道を志す空井伊依は、古頃怪造高校に無事進学、未来に希望を馳せていた。が、担当教官・錬ノ島了信は狂気の果てに怪造した《鳳凰》によって死亡してしまう。制御不能な怪造生物の駆除指令の前に、怪造生物を友人と宣う空井伊依は、自ら《鳳凰》を止めるために行動を開始する―!

「人間と怪造生物が一緒に暮らせる世界をつくるんですッ!」とか力一杯宣言しちゃってる辺りで空井伊依の性格付けはものの見事なんですが、背負わされているものはかなり重目です。周囲の人間は異常人ばかりなのですが、その異常人たちを彼女の才能が灼き尽していくのが物語の主線になりそうな感じです。
あと、誤字がいくつか残っているのが、画竜点睛を欠くところです。

コメント

あなたの名前:

  • 2006-05-15 (Mon) 02:05:41 S.B. : 3巻ですが、仇祭遊の薄っぺらさが気になりました。いい加減このペースで書き続けるのは無理ではないか?
  • 2005-06-08 (Wed) 15:01:31 S.B. : 4作品で4つの賞ではなくて、5作品で5つの賞です>はくほー
  • 2005-06-08 (Wed) 00:50:03 はくほー : 正直、ジャンルとしては私が読む系統ではないのだが、内容のうまさに引き込まれてしまった。著者のプロフィールの生年を見て、十代の人間がこのレベルの作品を書けるのか……という驚きを感じ、更にはほぼ同時に全くジャンルの異なる4作品で4つの賞を取ったということを知り、思った───「日日日、おまえは何者だ!」。まさに惹句は読者や関係者の心の声だろう。

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