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荒野の恋 - 著者: 桜庭一樹

著者: 桜庭一樹

紹介

山野内荒野(12)は中学校の入学式の朝の電車の中で、見知らぬ男の子に助けられる。ところがその子は同じ中学の同じクラスの秀才少年で、“氷の神無月”と呼ばれていた。荒野が胸のドキドキを憶えた少年・神無月悠也は、しかし何やら荒野を避けている様子。
“恋愛小説家”の父・山野内正慶と家政婦の奈々子さん、友人になった田中江里華、湯川麻美たちが取り巻くなか、荒野と荒野の周りの恋模様はクルクルと回る万華鏡。
切なくて酸っぱくてほろ苦くて青々しい少年少女たちの恋物語。

コバルト系とはまた違った、酸っぱさ成分多目の恋愛小説で、いかにも桜庭一樹といった雰囲気。“大人になるってこういうことだよなー”って感じの、誰もが通り過ぎてきた一瞬を思い出させる良作です。
完結編となる第三部は単行本『荒野』に収録されています。

コメント

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  • 2008-06-30 (Mon) 11:16:38 きさら : 文藝春秋社に荒野の特設サイトがありますね。
  • 2008-04-02 (Wed) 00:11:14 yaki : 5月下旬に文藝春秋社から荒野の恋が出ます。(『荒野』と改題)

既刊

ファミ通文庫

レーベル: ファミ通文庫
イラストレータ: ミギー

文藝春秋版

レーベル: 文藝春秋

  • 荒野; ISBN978-4-16-327040-1 <2008/05/30>

関連項目

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