著者: 冴木忍
イラストレータ: 森田柚花
レーベル: 富士見ファンタジア文庫
神竜のいなくなった赤い大地で流浪の生活を送る少年シンとラトキスは、邪教《スキエンツァ》の発掘隊と遭遇してしまい、すんでのところを黒竜に助けられる。《スキエンツァ》が見つけたという神竜の鱗、その欠片を手にしたときから、少年と大陸の運命の歯車が回りだした。
シン、ラトキス、それに口の利けない少女ファナの三人が、神竜を巡る大陸の蠢動の中を駆け拔ける正統派ファンタジー。
冴木忍、久しぶりのファンタジーです。魔法はないみたいですが、竜と人間の関係と彼ら三人にかけられた期待、そして未来がどうなるのか、楽しみです。
元は月刊ドラゴンマガジンに連載されていた作品なのですが、「天海飛行船ルゲイラング」の時も思ったが、冴木忍はやはり連載は不得手だと思う。
今後は書き下ろしとのことなので、途切れ途切れの物語り回しも改善されると思われる。
聖竜伝① 竜の眠る大地; ISBN4-8291-1695-1 <2005/03/25>
聖竜伝② 竜の歌う砦; ISBN4-8291-1761-3 <2005/10/25>
聖竜伝③ 竜の翔る天空; ISBN4-8291-1830-X <2006/06/25>