著者: 杉井光
イラストレータ: 岸田メル
レーベル: 電撃文庫
転校を繰り返したことから、人付き合いを避けて高校生活を送っていた藤島鳴海は、16歳の冬、クラスメイトの篠崎彩夏に引きずられて園芸部に所属することに。そしてそのまま引っ張られて行った先のラーメン屋で、ボクサー、軍人、ヒモ……のニート、と出会う。そしてもう一人。ニートは生き方であると言い、ニート探偵を名乗る少女・アリス。
ニート同士の生暖かい交流の中で搖蕩いながらも、それでも事件は鳴海の前に現れる。現実はいつも辛くて苦しくて、そして立ち向かうこともできないほど強固だと、ニートたちが教えてくれた、冬。
前作もそうでしたが、情け容赦ない厳しさが信条なのか、分かりやすい優しさとか救いとかとは一切無縁なニート話。それでもこの作品が「立ち直らなきゃ」とか「これじゃ駄目だ」とかいう一遍通りの調子ではなく、「ニートでも良いじゃないか」と、とても前向きに出来ている所が、素晴らしい。
誰も幸せになれないエンディングでも良い、という人には、是非お奨めしたい。
全九巻。完結しました。
神様のメモ帳; ISBN978-4-8402-3691-1 <2007/01/25>
神様のメモ帳 2; ISBN978-4-8402-3888-5 <2007/06/25>
神様のメモ帳 3; ISBN978-4-04-867097-5 <2008/06/10>
神様のメモ帳 4; ISBN978-4-04-867910-7 <2009/07/10>
神様のメモ帳 5; ISBN978-4-04-868543-6 <2010/05/10>
神様のメモ帳 6; ISBN978-4-04-870272-0 <2011/02/10>
神様のメモ帳 7; ISBN978-4-04-870691-9 <2011/07/10>
神様のメモ帳 8; ISBN978-4-04-870810-4 <2011/09/10>
神様のメモ帳 9; ISBN978-4-04-866728-9 <2014/09/10>