著者: 一色銀河
イラストレータ: ゆい
レーベル: 電撃文庫
炎術使い御火速霊流の宗家に生まれながら、まったく炎術が使えない主人公・美ヶ速優夜は、ライバルとも言える炎術流派・御火布津流の家に「修行」に出されてしまう。しかし御火布津流の高倉家は女三姉妹家族で、スケベな優夜はそれなりに喜んでいたり。
長女・彩雲にコテンパンにのされ、三女・美風とは必殺級の技の応酬をし、次女・美空とだけはなんとか平和裡に交流しつつも、毎日それなりに楽しんで暮らしている優夜に、修行の成果を試す試練が……。
一色銀河と言えば「若草野球部」シリーズ以来となる第2作。しかし文章力・構成力に進歩は見られず、正直読むのが辛い。前作で傾けられていた野球蘊蓄が武術蘊蓄に変わっており、そこだけがポイントか。 よほど好きな人向け。
全4巻完結。