著者: 柏枝真郷
イラストレータ: 古街キッカ
レーベル: 講談社X文庫ホワイトハート
高知県警から警視庁捜査一課へと配転された入庁4年目の準キャリア常泉崇志は、初出動の現場で大学時代の同級生・八木澤克と交錯する。彼は日本文化新聞社の警視庁番記者となっていた。大学時代はそれほど親しくもなかった二人だったが、八木澤は常泉を、そして常泉は八木澤をお互いに利用し出し拔こうと接触する。
胸には、それぞれ、事件解決への情熱と、特ダネへの渇望を秘めて。
東京を舞台に繰り広げられる刑事と記者の競争と協力を描く刑事ドラマ。
ホワイトハートってことでちょっとアレな先入観があったんですが、すっきりした刑事‐記者のばかし合い、出し拔き合いのドラマでした。今んとこ色気が少ないんですが、そちらの伏線もきちんと張られていて、そのうち修羅場の一つでも見せてくれるんじゃないかと期待させられます。
全3巻、完結。