おついち
1996年「夏と花火と私の死体」で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、同作にてデビュー。しかし受賞作はジャンプノベルではなく通常の集英社文庫から出版されるなど、その力量は当時17歳とは思えないものだった。
その後ホラーを中心に執筆活動を続けるが、スニーカーでロー・ファンタジーにも手を出している。
基本的にはアンハッピーな幕引きが多いにも拘らず読後感に暖かみがあるという、奇妙な作風が持ち味。
『GOTH』で日本ミステリ大賞を受賞、角川スニーカー文庫から出された『きみにしか聞こえない』は実写映画化されるなどライトノベルの枠を飛び出した活躍をしている。安達寛高の名前で映画も撮っている。