著者: 森橋ビンゴ
イラストレータ: 芥川明
レーベル: ファミ通文庫
両親が富士の樹海で首を吊った長谷川花緒に残されたのは、三千万の借金。取り立てに来たヤクザのスケロクに連れていかれた先はラビオリ・ネッロ。そこにいた超美人のお姉さんは実は凄腕の殺し屋ラビオリで、花緒は借金を返すためにラビオリの助手ニョッキとなったのでした。イエイ!
深刻な筈なのに暗さを感じさせない生命力に溢れる、ちょっと妄想癖のあるオンナノコのフルスロットルピカレスク。特にピカレスク好きには堪らないものがあります。容赦なく弾丸をばら撒いて、容赦なく人が死んでいきます。モラルとか世間体とか知ったことかと、能天気に犯罪を繰り返す、これぞピカレスクです。