早川書房
1970年にハヤカワSF文庫として創刊。以後、翻訳小説を中心にジャンルを増やし、74年頃に「ハヤカワ文庫」として統一され、JA、SF、NV、FTなどの分類となる。このレーベルについては、「ライトノベル」のジャンルを狙っているというよりも、一部ライトノベルとされる作品が含まれている、という表現の方が正解だろう。
現在も掲載誌として「S-Fマガジン」を刊行。日本のSFの担い手として機能している。
1990年代初期に、ライトノベル系増刊「小説ハヤカワHi!」を刊行、掲載作等を収録した「Hi!Books」がHBという分類で20冊前後存在する。他、1980年代後期に、人気作品原作のゲームブックを刊行した時の分類GBがある。
一般に「青背」と呼ばれる海外(翻訳)SFレーベルのハヤカワ文庫SFの一部に、背の色の白いものがあり、「白背」と区別されることがある(代表的なものに「宇宙の戦士」)。おおざっぱには、口絵や挿絵があるものがこちらで、ライトノベル的な本が分類されていると言えなくもない(青と白の厳密な基準はよくわからない)。