著者: 壁井ユカコ
イラストレータ: 太田早紀
レーベル: ルルル文庫
北陸F県の旧家に生まれた異性一卵性双生児の佐々由布子と左馬之助は、厳格な祖母の支配する家の中で、身を寄せ合うようにして育った。そんな二人の関係が変わり始めたのは、学園祭に向けて二人が属する映画研究会が撮り始めた自主制作映画。演技するうちに由布子の想いは左馬之助に向けられ、左馬之助もまた有布子に想いを寄せていた……。
帯に「双子姉弟の禁斷の恋」とか書いてありましたが、そこまでハードじゃない、でも悲恋ものです。壁井ユカコらしい、想いながらも応えて貰えない、想われながらも応えられない、そんなもどかしい恋模樣をお楽しみ下さい。
単行本には後日談を含む短篇が3本追加されています。