狗狼伝承 - 著者: 新城カズマ

差分表示

  • 最後の更新で追加された行はこのように表示します。
  • 最後の更新で削除された行はこのように表示します。

著者: [[新城カズマ]]&br()
イラストレータ: 介錯&br()
レーベル: [[富士見ファンタジア文庫]]&br()

*紹介

時空の彼方から押し寄せる怪物・狗狼を〈厄址洞〉に封じ、この三千世界を守る者たちが暮らす隠れ里があった。左手で触れたものを剣に変え、砌を継いで時を超える時念者たち。しかし4年前、里は裏切り者によって滅亡し、狗狼は世界に放たれた。&br()
時念者の生き残り、小笠原周防は各地を点々としながら狗狼を狩り、里の裏切り者である兄達を探し、そして奪われた許嫁・結宇を探していた。&br()
森塚詩乃は、ある日学校の屋上で、“秀才クン”こと転校生の小笠原周防と、化学教諭の仁籐だった狗狼の戦いに巻き込まれ、自身も時念者となってしまう。突如平穏な日常から切り離され、戦いの世界に放り込まれた詩乃を、周防はなんとか巻き込まないようとするが、それすらも敵の策略であった――。

完結まで7年、というと長かったように思うけれども、そのうちの大半、4年が最終巻というわけで、読者としては実に「待たされた」作品。&br()
当初説明されていた背景は全て欺瞞であり、物語と共に明かされていく世界の真実は周防に全く優しくなく、そして最終巻までの道程が全て一つの目標のための、時空を超えた布石であるという、厳しすぎる現実。&br()
完結まで時間がかかり過ぎたことと、時間を跳躍するという特性上、何やら話があちこち飛びがちでしたが、無事完結。とりあえずそのことを喜びたいと思います。

** コメント

[[#rcomment]]

*既刊
=&amazon(流斬少年・スオウ,ISBN4-8291-2840-2) <1998/09/25>
=&amazon(転輪少女・サヤカ,ISBN4-8291-2869-0) <1999/02/25>
=&amazon(夢幻剣士・リオ,ISBN4-8291-2900-X) <1999/07/30>
=&amazon(迷宮剣鬼・サガ,ISBN4-8291-2946-8) <2000/02/25>
=&amazon(精霊少女・ミュリエル,ISBN4-8291-2985-9) <2000/07/25>
=&amazon(蒼穹天女・ユウ,ISBN4-8291-1357-X) <2001/08/25>
=&amazon(天涯少女・シノ,ISBN4-8291-1773-7) <2005/11/25>


*関連項目

#searchresult(新城カズマ,SBJ-)


QR Code