想刻のペンデュラム - 著者: 鳥生浩司

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著者: [[鳥生浩司]]&br()
イラストレータ: 石田あきら&br()
レーベル: [[電撃文庫]]&br()

*紹介

かつて遠い西から日本へと流れついた三支族、ガド、アシェル、レビ。先住民を征服しようとしたガドに対し、アシェルが対立、優しきレビは無力だった。かくしてガドはアシェルに滅ぼされ、しかしガドは未来に復讐の種を撒き、アシェルはガドの復活に備え、そしてレビは破滅を防がんとした。&br()
時は現代。&br()
何も知らずに平凡に生きてきた降旗洸はアシェルの直系として「聖骨」を身に宿していた。それはガドの復活する“怒りの日”を收める切り札でもあった。何も知らないまま、事態だけが進行していき、洸は次々と大切なものを失っていく。

あっさり言っちゃえば「詰め込み過ぎ」です。決して面白くないわけでもつまらないわけでもないのですが、なにせ詰め込み過ぎです。これだけのネタをぶち込むなら、三巻くらいのボリュームが必要でしょう。結果的に物語は端折り気味になり、間が足りなくなります。ジェットコースターのように話が転変していくのですが、緩急に乏しいので、読者が置いてけぼりになるだけなく、登場人物たちの心の動きも充分に描けていません。&br()
今後の成長に期待が持たれます。

作者の趣味なのか、やたらに(家族愛を超えた感情を有する)兄妹が登場します。

** コメント

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*既刊
-&amazon(想刻のペンデュラム,ISBN4-8402-3091-9) <2005/07/25>
-&amazon(想刻のペンデュラム Ⅱ,ISBN4-8402-3279-2) <2006/01/25>
-&amazon(想刻のペンデュラム Ⅲ,ISBN4-8402-3437-X) <2006/05/25>
-&amazon(想刻のペンデュラム Ⅳ,ISBN4-8402-3556-2) <2006/09/25>

*関連項目
#searchresult(鳥生浩司,SBJ-)


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