天涯の砦 - 著者: 小川一水

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著者: [[小川一水]]&br()
表紙画: [[撫荒武吉]]&br()
レーベル: ハヤカワSFシリーズJコレクション&br()

*紹介

低軌道に浮かぶ日本の宇宙ステーション〈望天〉はいつものように宇宙船を受け容れ、人々が行き来していた。が、その日常は唐突に失われる。スタンフォード型コロニーを襲う大規模災害。ステーションから剥落した港湾ブロックの一部は、シャトルを接舷したまま流れ出していた。&br()
生存者は僅かに数人。真空の壁に分断され、通気溝を通じた会話しかできない状態の中で、それでも生を摸索する、極限の戦いが始まった……。&br()

「[[復活の地]]」以来となる[[小川一水]]の極限災害ドラマ。&br()
人間の生存不能な真空の宇宙空間に流れ出してしまったブロックの中で、行動しなければ死んでしまう、しかしその行動が正解なのかどうかすら分からない、究極の選択を毎回押し付けられる生存ゲーム。なのに人は信じ合うことも、頼り合うこともできない。剥き出しになっていく人間の内面が、作品に禍禍しさを添えています。&br()

** コメント

[[#rcomment]]


*既刊
-&amazon(天涯の砦,ISBN4-15-208753-6) <2006/08/31>

**[[ハヤカワ文庫]]JA版
-&amazon(天涯の砦,ISBN978-4-15-030945-9) <2009/01/31>

*関連項目
#searchresult(小川一水,SBJ-)


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