ゆらゆらと揺れる海の彼方 - 著者: 近藤信義

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著者: [[近藤信義]]&br()
イラストレータ: えびね&br()
レーベル: [[電撃文庫]]

*紹介

レールダム福音連邦は世界制服を掲げるアールガウ帝国と衝突。第二次エルメロー沖会戦と呼ばれる戦いはレールダムが押し気味に進めるが、レールダムの一州ローデウェイク辺境州の辺境公ラシードの弟にして紫苑騎士団を率いるジュラだけは敗北を予言。そして戦局はジュラの予言通りにレールダムの敗北に至る。&br()
なんとか敗戦の中から逃げ出したラシードとジュラたちだったが、帰城の途中で奇妙な少女に襲撃される。記憶を持たない少女はノウラと名付けられラシードに引き取られる。一方でレールダムは崩壊、ローデウェイクはのっぴきならない状態に陥る。降伏か、抗戦か。選ぶ間もあらばこそ、敵は押し寄せ、ローデウェイクは戦乱の中で一つの軸を形成していく……。

粗筋を書くと存外分かりやすい戦乱群雄ものなのですが、〈冥海〉や〈海獣〉といった世界設定がちょっと分かりにくいというか、物語に活かされていません。ヒロインのノウラに関る部分ではあるのですが、なくても物語が進むところがなきにしも非ずで、便利に使われてしまっている印象です。最初からガチンコの戦乱ものにした方が良かったのではないかと、巻を重ねた今は思ってしまいます。&br()
取っ付きの悪さが災いしていますが、それほど悪くはない作品。

** コメント

[[#rcomment]]
- 2006-02-23 (Thu) 21:26:25 &bold(絵里南) : 私はラシード様ＬＯＶＥ♡　ラシード様のことを考えると・・・・・
- 2006-01-08 (Sun) 20:54:35 &bold(真之介) : 僕も楽しく拝見しています。僕的にはカスパールがいいキャラしてると思います

*既刊

-&amazon(ゆらゆらと揺れる海の彼方,ISBN4-8402-2572-9) <2004/01/25>
-&amazon(ゆらゆらと揺れる海の彼方②,ISBN4-8402-2661-X) <2004/04/25>
-&amazon(ゆらゆらと揺れる海の彼方③,ISBN4-8402-2782-9) <2004/09/25>
-&amazon(ゆらゆらと揺れる海の彼方④,ISBN4-8402-2997-X) <2005/03/25>
-&amazon(ゆらゆらと揺れる海の彼方⑤,ISBN4-8402-3087-0) <2005/07/25>
-&amazon(ゆらゆらと揺れる海の彼方⑥,ISBN4-8402-3351-9) <2006/03/25>
-&amazon(ゆらゆらと揺れる海の彼方⑦,ISBN978-4-8402-3689-8) <2007/01/25>
-&amazon(ゆらゆらと揺れる海の彼方⑧,ISBN978-4-8402-3889-2) <2007/06/25>
-&amazon(ゆらゆらと揺れる海の彼方⑨,ISBN978-4-8402-4190-8) <2008/03/25>
-&amazon(ゆらゆらと揺れる海の彼方⑩,ISBN978-4-04-867352-5) <2008/11/25>

*関連項目

#searchresult(近藤信義,SBJ-)