WSW EXODUS - 著者: 長野聖樹

著者: 長野聖樹
イラストレータ: Ein
レーベル: 富士見ファンタジア文庫

紹介

22世紀初頭、ドゥ・ミヌ星間帝国の侵略を受け、これを辛うじて撃退した地球。
鹿江工業の御曹司・鹿江大輔が、ある日家の裏山にある湖で暇を持て余していると、人型戦鬪機械―機甲装兵(テス)が落下してきた。なぜかメイドさんと一緒に。
鹿江家の新人メイドのなった宗像涼子は、ドゥ・ミヌ星間帝国と2,000年にわたって敵対するテオレ銀河共和国連邦から地球に“可能性”を探しに来たのだという。急速に接近する二人だったが、大輔に突然婚約話が降って涌いて、その相手はしかもクラスメイトの檜野杜千歳。顔合わせの当日に、涼子が突然テスに乗って乱入、大輔と手と手を取って逃避行に……。

巨大ロボットとメイドさんと恋と青春と逃避行という、ライトノベル的要素てんこ盛りされた作品。こう言っては何だがライトノベル的ガジェットを漏れなく網羅しようとしたかのようだ。
ただ、作品としてはメリハリに欠けていて、冗長感がある。ラストも投げっぱなしといった感じが強い。たくさん(裏)設定のある作品世界の、ごく表面を撫でてみました、といった感じも受ける。
やってることの小ささに比べて、関ってるコトの大きさのアンバランスさが苦しい。主人公たちが真面目くさっているだけに、間拔けに見えるのが難点。
メイドさん&巨大ロボット好きな人向け。

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