M.G.H. - 著者: 三雲岳斗

著者: 三雲岳斗

紹介

材料工学の研究者として大学で教鞭を執る鷲見崎凌は、従妹・森鷹舞衣に半ば騙されるようにして宇宙ステーション「白鳳」へ、偽装結婚の上に連れ出される。ともあれ、白鳳では無重量状態でしか出来ない材料系の研究も数多く行っており、凌としても興味がないわけでもなかった。
しかし軌道上で凌を待受けていたのは、ホールを漂う一体の押し潰された死体。無重量状態での「墜落死」だった……。

逃げ場のない衛星軌道上での密室殺人。ありえない無重量状態での墜落死。
冷たい檻に自らの心を戒めている鷲見崎凌を森鷹舞衣が引っ張り回し、素人探偵の一丁上がり。しかし端緒も摑めぬままに、第二の事件が発生。迫る危険に凌が動きだす。
一方で「メスギア」と呼ばれる人間の人格を摸した人工知能を交えて、人とは、その思考とは、と問いかけるSFミステリー作品。

コメント

あなたの名前:

既刊

ハードカバー版

イラストレータ: 加藤直之
レーベル: 徳間書店

文庫版

イラストレータ: 中臣亮
レーベル: 徳間デュアル文庫

関連項目



QR Code