青空のように君は笑う - 著者: 小池雪

著者: 小池雪
イラストレータ: 森平夏生
レーベル: コバルト文庫

紹介

留学資金を稼ぐため、名門女子校に通う岡町環がバイト先に選んだのは、町の電器修理屋さん(有)蟲明電器商会。影の薄い社長、ヤンキー、癒し系、小猿ホスト、筋肉少年という超個性的な面々に囲まれて、バイト初日に失神。人生観を打ち砕かれる。しかし翌日魂の復活を遂げた環は、有無を言わせぬ押しの強さを発揮し、蟲明電器の牽引役となっていく。
しかしある日蟲明電器は地元グループ企業の御曹司・勅使河原圭介の不興を買って倒産。社員が残務処理に追われるなか、環たちは復活を賭けて圭介に勝負を挑む! 無理難題に追い詰められ暴走するヲトメの発想が閃いた起死回生のアイデアとは――?!

純粋に小説だけ取り出すと、全体の構成とか各エピソードのバランスとかキャラの配置とか粗は沢山目立つのですが、物語の勢いとノリの良さ、そして作者が楽しんで書いていることがありありとわかる躍動感溢れる文章が魅力。
失敗してはへこみ、でも復活して立ち上がり、ネバーギブアップで最後には“番長”という異名まで頂戴することになる岡町環(名門女子高生)の男気溢れるノンストップ青春オーバードライブを存分に楽しんでください。

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