鋼殻のレギオス - 著者: 雨木シュウスケ

著者: 雨木シュウスケ
イラストレータ: 深遊
レーベル: 富士見ファンタジア文庫

紹介

汚染され、実りを失い、その主を〈汚染獣〉に譲った大地を、〈自律型移動都市〉に頼って人が暮らす世界。レイフォン・アルセイフは学園都市ツェルニに入学するために、故郷グレンダンを後にした。決して消えぬ汚名を背負って。
しかし、入学式の直後に、彼の隠された過去を知る生徒会長の陰謀により、レイフォンは都市の未来を担う武芸科へと転科させられ、能力はあっても性格に難ありのメンバーが揃う第十七小隊へと配属されてしまう。
その過去によって、自らの力を振るうことに意義を見出せなくなっていたレイフォンもまた、小隊の中で“適当に”力を隠して付き合っていく……。

前作の反省がきちんと生きている作品という印象。主人公達の悩みや苦しみは、基本的に若さ故の青さなのですが、それを青さとしてきちんと書けていると思います。あとは登場人物達の成長がきちんと描ければ成功でしょう。
一方でレイフォンを中心とした恋愛模様は典型的なギャルゲー味で故郷の幼馴染、内気なクラスメイト、クール系チームメイト、とんちきチームリーダーと撮り揃ってます。いまのところチームリーダーのニーナが半歩リードってところですが、今後の動きにも目が離せません。

単行本の外伝「レジェンド・オブ・レギオス」、「ぼくとレギオスの旅」も出ています。

コメント

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  • 2007-05-20 (Sun) 22:20:21 A.T : 何だか謎がさらに深くなった気がします・・・・・
  • 2007-01-29 (Mon) 01:05:29 S.B. : えーと、レイフォン争奪戦が激化の一途を辿っております……V巻ついに故郷の幼馴染まで参戦。

既刊

  1. 鋼殻のレギオス; ISBN4-8291-1803-2 <2005/03/25>
  2. 鋼殻のレギオス II サイレント・トーク; ISBN4-8291-1827-X <2005/05/25>
  3. 鋼殻のレギオス III センチメンタル・ヴォイス; ISBN4-8291-1846-6 <2006/07/25>
  4. 鋼殻のレギオス IV コンフィデンシャル・コール; ISBN4-8291-1871-7 <2006/10/25>
  5. 鋼殻のレギオス V エモーショナル・ハウル; ISBN978-4-8291-1892-4 <2007/01/25>
  6. 鋼殻のレギオス VI レッド・ノクターン; ISBN978-4-8291-1926-6 <2007/05/25>
  7. 鋼殻のレギオス VII ホワイト・オペラ; ISBN978-4-8291-1967-9 <2007/10/25>
  8. 鋼殻のレギオス VIII ミキシング・ノート; ISBN978-4-8291-3269-2 <2008/03/25>
  9. 鋼殻のレギオス IX ブルー・マズルカ; ISBN978-4-8291-3300-2 <2008/06/25>
  10. 鋼殻のレギオス X コンプレックス・デイズ; ISBN978-4-8291-3329-3 <2008/09/25>
  11. 鋼殻のレギオス XI インパクト・ガールズ; ISBN978-4-8291-3359-0 <2008/12/25>
  12. 鋼殻のレギオス XII ブラック・アラベスク; ISBN978-4-8291-3382-8 <2009/03/25>
  13. 鋼殻のレギオス XIII グレー・コンチェルト; ISBN978-4-8291-3401-6 <2009/05/25>

外伝

レーベル: Style-F

  1. リグザリオ洗礼―レジェンド・オブ・レギオス; ISBN978-4-8291-7647-4 <2007/07/25>
  2. イグナシス覚醒―レジェンド・オブ・レギオス; ISBN978-4-8291-7668-9 <2007/12/20>
  3. レギオス顕現―レジェンド・オブ・レギオス; ISBN978-4-8291-7673-3 <2008/09/25>

レーベル: 角川つばさ文庫?

  1. ぼくとレギオスの旅1; ISBN978-4-04-631032-3-C8293 <2009/06/15>

ガイドブック

関連項目



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