空の中 - 著者: 有川浩

著者: 有川浩
レーベル: メディアワークス

紹介

200X年。YS-11以来となる国産超音速旅客機“スワローテイル”は、四国沖L空域、高度2万メートルで謎の空中爆発を起こす。一月後。同じくL空域で高々度を試験飛行するF-15Jが爆散する。
高度2万の空の中。なにかがいる……。
同じ頃F-15Jのパイロットの息子、斉木瞬は高知の海岸で、クラゲのような不思議な生物を拾う。それは、空の中の秘密の鍵だった。
一方、スワローテイルの事故調査を命じられた春名高巳は、事故機の僚機のパイロット・武田光稀三尉と共に、高度2万、事故空域を目指し、そこで真実と出会う……。

有川浩の「自衛隊三部作」の第二作、空自編。高度2万に潜む事故原因との遭遇と、その後の人類側の支離滅裂な対応が人類自身を追詰めていくその愚かさと、それでも希望を失わず、粘り強く、打開策を摸索し続ける姿が両極端でありながら同一のものとして描かれます。
そして人類の平穏と共に結ばれたものは、二つの恋。

後日譚が「クジラの彼」に收録されています。

コメント

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  • 2008-04-17 (Thu) 01:01:50 李連杰 : これでますますライトノベルとそれ以外の境目が曖昧になりますね。
  • 2008-04-16 (Wed) 17:07:42 yaki : 6月下旬に角川文庫に発売されます

既刊

角川文庫

  • 空の中; ISBN978-4-04-389801-5 <2008/6/25>

関連項目



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