著者: 佐々原史緒
イラストレータ: 倉藤倖
レーベル: ファミ通文庫
ミッション系お嬢様学校の聖ヴェリタス女学院高等部に進学した麻生広海の前に突如現れた転入生・五十嵐千果は、自己紹介で堂々と自らをラクロス界の期待の新星と言い放ち、聖ヴェリタス女学院ラクロス部を日本一にさせると宣言した……が、実はラクロス部は部員二人の幽霊部活動だった。
しかしメゲない千果は広海を巻き込み、新生ラクロス部立ち上げに奔走するのだった!
女子校スポーツ根性ものとでも言えばいいのか、佐々原作品らしい一癖も二癖もあるキャラクターたちが繰り広げるラクロス物語。一見優等生でみんなの級長を演じている広海も、高等部進学時の親友との別れに憂鬱になっていた筈なのに、千果に引きずられている裡に本性が剥き出しに。
一巻で綺麗に纏まっていますが、続編もあれば楽しめそうな一作。続編出ました。