著者: 松殿理央
イラストレータ: がんぽん
レーベル: GA文庫
兄と同じ高校に合格したきゃろるは、独り暮らしをすることを決め、格安物件(三食賄い付き、月二万円)であるオテル・ド・ロアへ入居することにした。ところが、この一見廃墟のように見える古いホテルは、狼男や吸血鬼、ミイラ男等が共同生活をしているモンスターホテルだった。
設定だけ見ると、幻想的な良い話系ファンタジーのように思えます。実際ストーリーの主軸はそういう作りになっているのですが、変態系シスコン兄と、主人公きゃろるのときどき黒くなる首尾一貫しない性格が、それをぶち壊しにしています。