夕なぎの街 - 著者: 渡辺まさき

著者: 渡辺まさき
イラストレータ: 山田秀樹

紹介

地方から王都へ錬金術となるべく上京してきたコウは、しかし、師匠の夜逃げやらなにやらであっという間にどん底スパイラル。今では居酒屋「夕凪」で住み込みの下働き。常連客で賑わう「夕凪」の前で、ある冷たい雨の日に、コウがマイカという少女を拾った所から、物語は始まる……。

独特のゆったりとした雰囲気を持った和風ファンタジー。舞台となる居酒屋の日常描写は秀逸で、そのため異世界と言うことを忘れそうになるくらい、自然に世界が描写されています。
超絶的な能力を持った登場人物もいないし、世界を搖るがす大事件もないけれど、日常レベルをちょっと超えた事件に、精一杯の力で対応する彼らが素敵です。

コメント

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  • 2006-08-18 (Fri) 22:33:23 永山祐介 : 実は神話体系がクトゥルフっぽいのですが、この世界観にクトゥルフは合わないと思いました。

既刊

富士見ファンタジア版

レーベル: 富士見ファンタジア文庫

  1. 十八番街の迷い猫; ISBN4-8291-1411-8 <2002/03/25>
  2. こころのかけら; ISBN4-8291-1458-4 <2002/09/25>

レーベル: HJ文庫

  1. ゆうなぎ; ISBN978-4-89425-652-1 <2008/01/01>

関連項目



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