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黄色い花の紅 - 著者: アサウラ

紹介

銃犯罪が日常化し、対抗して銃刀法が緩和された日本。武装護衛を請け負う工藤商会に右翼系暴力団・府津羅組から持ち込まれたのは、組長の娘・紅花の護衛。押っ取り刀で駆けつけた工藤商会の白石奈美恵たちを、しかし敵対する中国系マフィアが襲う。辛くも逃亡に成功するが、往く先々で敵に襲いかかられ、工藤商会も小さくない損害を受ける。
そんな中、府津羅組内の裏切り者が発覚し、これまでただ守られるばかりだった紅花は自ら銃を取る決意を固める……。

とにかく作者は鉄砲が好きなんだというのが、ひしひしと伝わって来る作品。微に入り細を穿つ、溢れんばかりの蘊蓄が滔々と紙幅を埋めつくし、時にはストーリを中座してまで解説が並びます。銃器好きには堪らない所がある作品で、ガンアクションが大好きな人には大受けするか、それとも解釈違いで論争を呼ぶか、そういう感じの作品。
それ以外の人にとっては……苦痛かもしれない。

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