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沈黙のフライバイ - 著者: 野尻抱介

紹介

その反応があった時、人類には準備が調っていた。七年前に受信された、アンドロメダ座ロス248からの有意信号。それ以来、人類は知的生命体との接触を、メッセージを用意して、待っていた。
そして異星人の探査機は、光速の13%という速度で太陽系へと現れた。不思議な縁でこの計画に最初から携わることになった瑞城弥生は、決して小さくない感慨を胸に、送信ボタンに指を掛けた……。

野尻抱介の宇宙ロマン。決して荒唐無稽ではない規模のSFに、等身大の主人公達が挑みます。また悲壮感や使命感といったものにも無縁なのが野尻流で、彼らはいつも“素直に”宇宙と向き合います。まるでそうあることが当たり前であるかのように。

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