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大久保町は燃えているか - 著者: 田中哲弥

紹介

兵庫県明石市大久保町はナチ占領下の街だ。イノウエ・ナチス一党が支配する街では、今密かにレジスタンス達の決起計画が進められていた。切り札は、街の外からやってくる爆破のプロ。
推薦で大学を決めてしまい、神戸の親戚の鉄工所でアルバイトする筈だった堀田幸平は、降りるインターを間違えて大久保町を取り巻く地雷原に突っ込んでしまう。捕まった幸平はレジスタンスの秘密兵器と誤解されて右へ左へ。
ただの緊張感にかける男の子なんですけどね。

大久保町三部作第二弾。
関西だからなのか天然なのか、登場人物が次々とボケを咬まして、ロクにツッコミもないままに物語はツルツルと滑っていく軽妙さがウリです。にしても幸平といい河合といい、なんとも緊張感がないというかおつむの方は大丈夫かと(笑)。
緊張感ゼロの戦いを果たして幸平は生き残ることができるのか……。

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