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七人の武器屋 - 著者: 大楽絢太

紹介

フランに住む15歳の少年マーガスは、悪友ジャンと、ドラゴン退治…をするドラゴンキラー達を相手に水道水を名水と偽って売ったりして小金を稼ぐ毎日を送る日々。こんな人生でいいのかぁなんて思っていたときに、一枚の貼り紙に出会う。
「やりたいことが、見つからない。得意なことも、見つからない。夢中になること、もっとない。本当の自分がワカラナイ――。そんな悩める若人に、素敵な素敵なお話です」
そんなキャッチに惹きつけられた若者七人は、なんと格安で武器屋《エクス・ガリバー》のオーナーになることに。しかしうまい話にはなんとやら、蓋を開けてみればエクス・ガリバーには在庫が一切なし。自分たちで一から全部やらなくちゃいけなくて……。

青春体当たり起業コメディとでも言うんでしょうか、七人の少年少女がわいわいがやがやしながら、店をなんとか軌道に乗せようと四苦八苦します。でまあ、最初が美味すぎる話だと思ってりゃやっぱり…というお約束な展開で、パーティーは冒険に行く羽目になったり。
笑いの中に、青春の懊悩があって、若いうちはこういう悩みもあるよねーって感じです。
ご都合な所もありますがギャグですんで結果オーライで。

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