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ハード・デイズ・ナイツ - 著者: 南房秀久

紹介

アイドルグループ・S&Sのギター兼ヴォーカリスト大地一心が10年振りに再会した実兄・巽玲は私設の犯罪博物館を構える闇の犯罪研究者になっていた。道案内に付き合わされた女郎花茜と玲の義妹ニコルらの前に送られてきたのは、少女のスナッフ・ムービー。持ち前の正義感に火が点いた一心は玲に協力を申し出る。連続少女殺人犯・インクウィジターへ近づく中、茜がいつのまにか巻込まれて――。

謎解き物というよりはサスペンスものと言うべき作品。猟奇殺人鬼・インクウィジター編からユーロ・マフィアを扱ったアレクセイ編へと繋ぎ、最後は黒幕を始末して一応のエンディングを迎えました。
当初は危うさを抱えていた巽玲も、後半戦では隨分落ち着いた立ち位置を確保していました。ただ、大地一心と女郎花茜の近付き方に今一つ感が。他にも男性キャラ・女性キャラの接近は色々あったんですが、どのカップルも今一つ浮いた感じがなくて、サスペンスものだからしょうがないのかも知れませんが、ライトノベルとしてはどうかな、と思いました。

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