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お隣の魔法使い - 著者: 篠崎砂美

紹介

ある日メアリー・フィールズの家の隣の空き地に引っ越してきたのは、トゥックトゥイックと名乗る変な若い男性だった。昨日まで草ぼうぼうの空き地だった筈の土地に、家を建てて。お手伝い要員として母によってお隣に送り込まれたメアリーは、美味しいお茶を出してくれるトゥックトゥイック氏にツクツクさんというニックネームを付けて、隣家に入り浸るように。
そして彼の周りで起こる、ちょっと不思議な出来事を体験していくことになるのです……。

現在の日本では絶滅危惧種(大袈裟)であるエブリデイ・マジックもの。日常の中に差し込まれる不思議な出来事に、メアリーはごく自然に接します。ツクツクさんの正体を調べるといいながらも、結構そのままでいいと思っていたり。
タイトルの「お隣の魔法使い」がツクツクさんのことだと思っていたら、最後の最後に……という仕掛けが秀逸な古典ファンタジー。

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