おかもと・けんいち
八丈島生まれ、福島育ちのライトノベル作家。SF同人誌「宇宙塵」での活動や投稿活動を長らく続ける。1994年「パスカルの道」所收の「人食い岩」が一応の商業デビュー作となるが、同年ソノラマ文庫から刊行した「ディアスの少女 銀河聖船記」が初の単独の商業作品。1996年に「父の背中」で第3回パスカル短篇文学新人賞を受賞。余談だが、同賞はこの年で終了したため、最後の受賞者である。
ネット上での活動や同人活動から雑誌への読み切り掲載、アンソロジーへの寄稿など、単行本化されていない作品が多々存在し、ファンとしては追跡が実に困難な作家の一人。