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鵺姫真話 - 著者: 岩本隆雄

著者: 岩本隆雄
イラストレータ: 弘司
レーベル: ソノラマ文庫

紹介

星虫から3年、イーシャの舟から6年。川崎純は16歳になっていた。若くして進化計画の中心に関り、将来を嘱望されていた純だったが、緑内障を患い、目標を見失ってしまう。
プロジェクトから拔け、日本に帰って3ヶ月。17歳になった純は普通の高校生活を送っていたが、実家の神社にして剣術道場の奉納試合に代役として出ることに。対戦相手は芸術家にして進化計画の一員・外山大。奉納試合に敗けた純は、より一層鬱屈してしまう。
そして神社の神域へ続く扉が開いているのを見た純は、祖父が外山に奥義を伝授しようとしていると勘違いして神域へ飛び込んだのだが、そこでは小学生の男の子が、コウモリの翼の生えた巨大な生首に追いかけられていた?! 姫森神社に伝わる伝説・鵺姫そっくりの生首に追われる小学生に巻込まれた純は、時間を超えて伝説を辿る旅に出る。

星虫三部作のトリを飾る作品ではあるが、濃密な関係を持った星虫&イーシャの舟に比べると、その物語への関連性はちょっと変化球気味のタイムスリップもの。過去の世界で道連れになった純、まさる、ひろしの三人の本当の関係は、なかなかの見物。
星虫を読んでおいて読むのが正統ではありますが、単体でタイムスリップものとしても楽しめる一作。

既刊

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