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裏山の宇宙船 - 著者: 笹本祐一

著者: 笹本祐一

紹介

河奈見町にある高山高校《民俗伝承研究会》は会員三名の弱小同好会。いつ訪れるとも知れないお取り潰しの危機を前に、会長佐貫文は河奈見に伝わる天人化け猫伝説の天女・おりんが乗ってきた天の岩舟の調査をぶち上げる。最初は誰も乗らなかった話だが、嵐の翌朝、文の家の裏山の不思議スポット・逆さ登りの坂に黒い物体が露出したことにより急展開を遂げる。
少なくとも数百年前に、高温で斜面に激突したと思われる黒い物体の正体は宇宙船?!
文、昇助、晶の三人になぜかOBのセンパイ、文の姉ひとみまで加わって、穴を掘ったり電気を盗んだりの大騒ぎの夏休みが始まった!

類型的には田舎SFというジャンルになるのでしょうか、都会ではない鄙びた町を舞台に身の丈サイズで展開されるSFジュブナイルです。作者の他の作品が比較的スケールの大きな話が多いことを考えると、珍しいタイプといえます。
高校生たちがハイテンションコードをどこからか調達してきて高圧線から電気を盗むなど、ちょっとご都合主義が過ぎる嫌いがあるのが残念なところです。

コメント

あなたの名前:

  • 2010-10-10 (Sun) 23:20:30 李連杰 : 晶さんがいらない子だったのが残念。日常をこの人でもうちょっと演出してくれれば。
  • 2009-02-04 (Wed) 14:52:51 黒の沙罹 : ご都合主義結構 読んだのは遥か昔ですが、温い文科系の部活のなかワクワクドキドキした良質のジュブナイルです。

既刊

ソノラマ文庫

イラストレータ: そうま竜也
レーベル: ソノラマ文庫

ソノラマノベルス

イラストレータ: 放電映像
レーベル: ソノラマノベルス

関連項目

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