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空ノ鐘の響く惑星で - 著者: 渡瀬草一郎

著者: 渡瀬草一郎
イラストレータ: 岩崎美奈子
レーベル: 電撃文庫

紹介

御柱(ピラー)と呼ばれる宙に浮かぶ柱から得られる輝石(セレナイト)によって繁栄する世界。アルセイフの第4王子フェリオは柱を預かるフォルナム神殿に遣わされている親善特使で、政治とも縁が無く、気儘に武芸だけを磨いていた。
ある夜、フェリオはピラーに現れるという女性の影を見定めるべく、柱に忍び寄る。フェリオの接触に反応した御柱(ピラー)から、一人の少女・リセリナが現れ、運命の歯車が回りだす。
リセリナを追って柱を通じて異世界から現れた者たち・来訪者(ビジター)がアルセイフの王族を害し、王国は内乱状態に。神殿内ではウィータ神殿とフォルナム神殿との政治抗争が勃発。西の大国ラトロアの影に怯え、アルセイフを支配せんとする隣国タートム。
本来末席であった筈の王子は、いつのまにか舞台の中心に立ち、人々を率いていくのであった。

壮大なスケールと多層に絡み合った勢力図、魅力的なキャラクター達が織り成す一大叙事詩。しかも登場人物一人一人は決して超人でもなければ天才でもなく、動く動機も「身近な人を守りたい」などと、身の丈サイズ。物語の規模に応じて登場人物も相応に多いが、きちんと書き分けられていて、惑うことはない。
刊行ペースが比較的早いこともあり、あまり待たずに続刊を手にすることができているのも好印象。

全12巻、完結。

コメント

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  • 2009-06-14 (Sun) 21:41:39 SHOES : Gファンタジー辺りでマンガ版として復活しないかなぁ。女性の人気がすごかったし、どうしてメディアミックスがなかったのか、不思議なくらい。

既刊

外伝

関連項目

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