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天槍の下のバシレイス - 著者: 伊都工平

著者: 伊都工平
イラストレータ: 瑚澄遊智
レーベル: 電撃文庫

紹介

世界中に突如出現した〈(メテクシス)〉と、同時に発生した巨大生物・剛粧(ごうしょう)。日本は長野県に出現した〈塔〉によって東西二つに分裂し、人々は剛粧の脅威に晒されつつ、緩やかに衰退しながら日々を送っていた。
元東日本三〇四特殊観測隊の隊長として〈塔〉に最接近し、部隊ごと全滅したとされる川中島敦樹は、一人西日本の南兵庫県で高校生を送りつつ、剛粧と戦う防災団の一員として活動していた。
(メテクシス)〉で見た秘密を胸に抱きつつ。

第61魔法分隊』シリーズでデビューした伊都工平の第2作目。まだまだ物語は始まったばかりだが、剛粧の謎や複雑な政治、暗躍する仕掛け人、一癖も二癖もある登場人物達、垣間見える秘密などなど、今後の展開が期待できる。ただし、前作のような群像劇になってしまうと、間をおいて読むのは辛いかもしれない。

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