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にんげん はじめました - 著者: 吉岡平

著者: 吉岡平
イラストレータ: 大林森
レーベル: ソノラマ文庫

紹介

群馬県I市が「結界」によって外界から隔離されて半年。たまたま取材中に「結界」の中に取り込まれたフリーライターの小城陽一は、タクシー運転手佐伯静雄とともに、不思議な少女・エリンと出会う。奇妙な成り行きで同居生活を送るようになった三人だったが、次第にエリンに引きずられて、この奇妙な事件の中心に近付いていく。
このI市は悪魔の狩り場として、何者かによって召喚された悪魔によって封鎖されていたのだ。エリンは召喚された13体の悪魔を倒し、人間となるべくこの街にやってきたのだった。
閉鎖世界の中での人間同士の争いをも巻き込んだ、人と悪魔の鬪いはどこへ向かうのか―。

吉岡平の最近の作品にしては珍しく、「モロパクリ」ではない(少なくとも一瞬ではわからなかった)作品。登場人物たちのアクの強さはあるが、極限封鎖状態の中の人間行動がエゲツなく描かれており、好感が持てる。
全2巻、変則ハッピーエンドだったが、最後の方は急ぎ足の感が強い。もう一巻あると良かったかもしれない。

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