著者: 九条菜月
イラストレータ: 如月水
レーベル: C★NOVELS Fantasia
王青高校に通う相原深波は、クラスメイトで仲の良かった須藤楓が死んだと聞かされた翌日、校内で制服の違う少年を見掛ける。他の誰にも見えないその少年はユキと名乗り、自らを魂葬屋だと言った。死んだ須藤楓の魂は、まだ地上に彷徨っている。それを探し出すのが、自分の仕事だと。
成り行き上ユキを手伝うことになった深波。須藤楓他殺説が浮上するなか、第二の死者が発生する。迫るタイムリミットの前に、果たして二人は無事魂の欠片を集めることができるのか。
学園伝奇物、ちょっとミステリー風味。前作に比べると舞台が現代だけに取っかかりやすいかも。ただし、設定の物語への寄与度の低さは些か問題で、特に時間制限はともかく死神の辺りは、今回には殆ど関係しないだけに、第二話以降のためとはいえ、些か乱暴な印象を受けた。
良作にあと一歩及ばない佳作といった風情。
空の欠片 ―魂葬屋奇談; ISBN4-12-500959-7 <2006/11/25>
淡月の夢 ―魂葬屋奇談; ISBN978-4-12-500976-6 <2007/03/25>
黄昏の異邦人 ―魂葬屋奇談; ISBN978-4-12-500989-6 <2007/06/25>
追憶の詩 ―魂葬屋奇談; ISBN978-4-12-501025-0 <2008/03/25>
蒼天の翼 ―魂葬屋奇談; ISBN978-4-12-501050-2 <2008/09/30>