著者: 枯野瑛
イラストレータ: 得能正太郎
レーベル: 富士見ファンタジア文庫
5年前、火事で消滅したエブリオの村の唯ひとりの生き残り、リュカ・エルモンドは学術院都市フェルツヴェンでそれほど気楽でもない学生生活を送っていた。こちらに移ってからの幼馴染アリス・マルカーンを賭けた53回目の決鬪に勝った帰り道、かつてエブリオの村で出会った少女フィオル・キセルメルにそっくりの風貌をした少女ジネット・キセルメルに、彼は刺し貫かれた。
それは長い歴史の裏側で営々と続けられてきた、魔法使い達によるソルトレージュを巡る争いへと参加する第一歩だった。
複雑に張り巡らされた伏線が、余すところなく綺麗に回收されていき、謎と余韻を残して終わる良作です。アリスとリュカを軸とした日常と、ジネットとリュカを軸とした非日常がよく描き分けられていて、それゆえに二面生活は破綻に向かっていきます。
続きがあったらば、果たして魔女とお姫様と騎士の物語は果たしてハッピーエンドを迎えられるのか……。
全5巻、完結。
銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言; ISBN4-8291-1877-6 <2006/11/25>
銀月のソルトレージュ2 金狼の住処; ISBN978-4-8291-1914-3 <2007/03/25>
銀月のソルトレージュ3 琥珀の画廊; ISBN978-4-8291-1952-5 <2007/08/25>
銀月のソルトレージュ4 扉なき仮宿; ISBN978-4-8291-1990-7 <2007/12/25>
銀月のソルトレージュ5 針のように細い銀の月; ISBN978-4-8291-3282-1 <2008/04/25>