著者: 河屋一
イラストレータ: 山基海苔
レーベル: 富士見ファンタジア文庫
幼馴染のカッサとベルネージュが平和に暮らす村を突然襲った〈黙(しじま)〉。ベルネージュの母の輝石の力でなんとか難を逃れたものの、カッサは〈黙〉に触れられ、半年後〈黙化〉を発症する。孤児院を訪れた〈黙〉を倒す力を持つ〈歌い手〉とその〈守り人〉と共に、二人はあらゆる病を治すという雪月花を探す旅に出る……。
少年少女の幼い旅路を描く作品で良く出来ているのですけれども、詰め込み過ぎの面と、説明台詞が多すぎる嫌いが。登場人物も存外多く、場面転換も多く、筆力が追いついていません。エピローグは賛否の別れるところ。
総じて次回への期待は抱かせる出来栄えなので、今後の成長を期待したいところです。