著者: 越後屋鉄舟
イラストレータ: 文倉十
レーベル: GA文庫
花橘子規が第九代花主を継いで、その身に鬼を宿した日に、蔵内春嶽はその花主を守る花守になった。幼い頃からの幼馴染で、大好きな子規を守るために。しかしそれは、決して長生きできない花主の人生をただ見送るだけの、辛い日々の始まりだった。
伝奇系ラブストーリーで、全体に駆け足傾向があるのが残念ですが、子規と春嶽の二人の距離と葛藤、そして最後の遅い決断が悪くない感じです。もう少し、キャラクターの掘り下げが必要だったように思いますが。
しかし……結局花橘家代々の仕事ってなんだったんだろうかと……。