著者: 淡路帆希
イラストレータ: 椎名優
レーベル: 富士見ファンタジア文庫
15年前、宰相の手によって落ち延びたグラディウスの王女は、狼と盗賊団に育てられ、見目麗しい少女になっていた。その手に、王族の証〈導きの剣〉を持つルビーウルフは、王女を捜索するガーディアンの一隊に見つかり、育ての親たちを皆殺しにされる。
王宮へ連れてこられ、自分が唯一の王族・シャティナ王女だと知らされたルビーだったが、だからといって納得出来るわけもなく、ガーディアン隊長アーディス・マリンベルに隔意を抱くジェイドの助けを借りて王宮を脱出。復讐のために立ち上がる。
こう言ってはなんですが、粗筋の持つ重々しさなんかどこにもなくて、国盗り物語の筈がご近所の喧嘩か生徒会長争奪戦並みの軽さで進行します。悪役含め登場人物たちの行動原理も理解不能で、軽いというより薄っぺらいという印象が先に立ちます。
突き拔けた馬鹿とか大馬鹿野郎による壮大な国盗りというのであれば、デルフィニア戦記などを読んだ方が何倍か読み応えがあるでしょう。
良くも悪くも、狼王女・ルビーのキャラクターを楽しむキャラクター小説です。
紅牙のルビーウルフ; ISBN4-8291-1751-6 <2005/09/25>
紅牙のルビーウルフ2 面影人魚; ISBN4-8291-1794-X <2006/02/25>
紅牙のルビーウルフ3 西の春嵐; ISBN4-8291-1825-3 <2006/05/25>
紅牙のルビーウルフ4 皓白の叛旗; ISBN4-8291-1867-9 <2006/10/25>
紅牙のルビーウルフ5 宝冠に咲く花; ISBN4-8291-1886-5 <2006/12/25>
紅牙のルビーウルフ6 自由の風が吹く夜明け; ISBN978-4-8291-3251-7 <2008/01/25>
紅牙のルビーウルフ7 君に捧げる永遠の花; ISBN978-4-8291-3277-7 <2008/04/25>
紅牙のルビーウルフ Tinytales 1 クローバーに願いを; ISBN978-4-8291-1929-7 <2007/05/25>