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算法少女 - 著者: 遠藤寛子

著者: 遠藤寛子
イラストレータ: 箕田源二郎

紹介

時は安永、天下のお江戸。神田銀(しろがね)町に住む医師の娘、千葉あきは、父・桃三から手ほどきを受ける齡13ながらもなかなかの数学少女。そのあきが友人たちと淺草寺の灌仏会へ出向いた折に、武家の子息が掲額しようとした算額の誤りを指摘してしまう。
やりこめた相手は筑後久留米藩の藩士の息子で、話は算学好きで知られる藩主・有馬頼徸の耳に入り、姫様の算法指南にあきを取り立てようという風向きに。しかし久留米藩の関流算術家・藤田貞資はこれに異を唱え、一門からあきと同年の中根宇多を推挙する。
かくしてあきと宇多は御前にて算法勝負をすることに……。

ライトノベルというよりは児童文学に分類すべき本作だが、緻密に考証された江戸後期の安永年間を舞台に、数学好きの少女が大人達の思惑に飜弄されながらも自分なりの道を見つけ出していく成長ストーリーは、初版後30年を経ても色褪せない瑞々しさを放っている。
昨年数十年ぶりに復刊された本作は、レーベルの問題もあり、本来の読者層に届きにくいものになってしまっているが、ライトノベルがまだその姿を現していなかった頃、「ジュニア歴史小説」として刊行された本書に、是非とも若い読者も触れてみて欲しい。

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既刊

岩崎書店版

レーベル: 岩崎書店少年少女歴史小説シリーズ

ちくま学芸文庫版

レーベル: ちくま学芸文庫

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