著者: 桑島由一
イラストレータ: ヤスダスズヒト
レーベル: MF文庫J
高校生・神山佐間太郎は神様の息子で、現在神様修行のために一家揃って人間世界で生活中。神様の息子なので、何の苦労もないボンボン育ち。一方佐間太郎の世話係の天使のテンコは、神山一家の同居人でおさんどん係りで佐間太郎の同級生で色々気になるお年頃。佐間太郎の修行のために降り懸かってくる様々なトラブル(なぜか女がらみ多し)にやきもきやきもき。はたして佐間太郎は無事に神様になれるのでしょうか――?
桑島由一らしく決して上手ではない文章でライトなノリの馬鹿小説なのですが、きちんと要所要所で登場人物たちがピシっとキメるのでそれなりに読ませます。特に5、6巻くらいになると物語も展開してきて、語り口の馬鹿馬鹿しさに似つかわしくない(?)イイ話が増えてきています。