著者: 多崎礼
イラストレータ: 山本ヤマト
レーベル: C★NOVELS Fantasia
死海に隔てられし十八諸島において、年に一度冬至の夜、語り部たちが集まって、拾い集めた物語を披露しあう。仮面を被り、名を偽る語り部たちの祭を、煌夜祭と呼ぶ。そして今年も季節が巡り来て、人気のない島で二人、ナイティンゲイルとトーテンコフと名乗る二人が、物語を披露しあう。
それは島の歴史と、魔物の関係を紡ぐ、悲しくも美しい物語……。
隔てられた島々と、島々に伝わる“魔物”の伝説を語り部たちが披露しあい、7つの短編が徐々に大きな物語を紡いでいきます。
ハイ・ファンタジー好きならば、避けて通ることはできない作品といって良いでしょう。