著者: 扇智史
イラストレータ: ワダアルコ
レーベル: ファミ通文庫
上條理保は、普段は平凡な女子高生を装っているけど、実は人殺し。9人目を殺したその足で、彼氏である平瀬基樹の所へ転がり込む。基樹はコミュニケーションを放棄したかのような乾いた奴で、イマイチ理保のことをどう思っているのかわからない。
ある夜、理保はふらふら道を歩いている途中で、見知らぬ少女に目を惹かれ、殺人衝動を押さえきれなくなり、思わず路地裏に引きずり込んで殺してしまう。しかしその少女はなんとあっさり生き返り、理保を驚かせる。死なない少女・遠野美和との出会いが、微妙に二人の関係を変えていく。
どこかニンゲンの枠から外れてしまった3人の出会いから別れまでの、ほんの僅かな邂逅。それは永遠に融けないフロズンチョコレート。
どっかで見たようなセリフとかお前実はライトノベルのヘビー読者か、とツッコミを入れたくなるようなセリフとか出てきますが、基本はガール・ミーツ・ガールですかね。
壮大にぶっ壊れちゃってる3人が3様の青春の交錯を見せてくれます。