著者: 林トモアキ
イラストレータ: 上田夢人
レーベル: 角川スニーカー文庫
高校卒業後上京したものの就職もできずヒキコモリになって二年。川村ヒデオは全てを失って自殺を考えるまでになっていた。自殺にすら失敗したヒデオは、本屋からの帰り道にノートパソコンを拾って来る。そのパソコンには電子ウィルスのウィル子が感染しており、ヒデオを聖魔杯へと誘う。
聖魔杯。謎の主催者によるアンダーグラウンド世界の覇者決定戦。
狂相持ちだが何の特技もないヒデオと物理攻撃力ゼロのウィル子のペアは、口先とハッタリだけで次々と敵を撃破していくであった!
「お・り・が・み」の続編となる本作では、鈴蘭によって再構築された裏世界の新しい姿が描かれます。突飛なルールで行われる聖魔杯バトルロイヤルで、意外に意外な成り行きでヒデオは優勝候補の一角に据えられてしまう。本当はなんの取り柄もないヒッキーなのに(笑)。
はたしてハッタリはいつまで有效か、幸運はどこまで続くのか、謎の少女リリー(笑)と魔殺商会は相変わらず暗躍中。
前作のような重い話は拔きでバカっぽいドタバタが続くことを期待します。
全5巻、完結。