著者: 山形石雄
イラストレータ: 前嶋重機
レーベル: 集英社スーパーダッシュ文庫
備考: 第4回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作品
人が死ぬと「本」になり鉱山へと帰る。教団により生きる爆弾となったコリオ=トニスは 「ハミュッツ=メセタを殺せ」と言う記憶に従い行動していたが、ある「本」の破片と出会った。
爆弾であったコリオが常笑いの姫の本と出会った事で、人間へと変わっていきます。当初バラバラであった幾つもの話が、
クライマックスへ向け一つの道へと繋がっていくのは味わい深いです。その反面、序盤が著しく読み進めにくいのが難点です。
「なぜ本なのか?」と初めは疑問に感じますが、読み終わった後にあれは間違いなく「本」だと思います。
戦う司書と恋する爆弾; ISBN4-08-630257-8 <2005/09/22>
戦う司書と雷の愚者; ISBN4-08-630276-4 <2006/01/25>
戦う司書と黒蟻の迷宮; ISBN4-08-630294-2 <2006/04/25>
戦う司書と神の石剣; ISBN4-08-630306-X <2006/07/25>
戦う司書と追想の魔女; ISBN4-08-630333-7 <2006/12/25>
戦う司書と荒縄の姫君; ISBN978-4-08-630352-1 <2007/04/25>
戦う司書と虚言者の宴; ISBN978-4-08-630372-9 <2007/08/25>
戦う司書と終章の獣; ISBN978-4-08-630417-7 <2008/04/30>