著者: 上野遊
イラストレータ: あかざ
レーベル: 電撃文庫
ある日突然地球と宇宙人〈トリオン〉の間に国交が結ばれ世界がごった返すなか、日本の片田舎・掛橋にある芹沢家に宇宙人とのハーフ、福山絹が送り込まれてきた。高校一年生にして芹沢家の“主夫”望は突然同居することになった少女とのコミュニケーションに四苦八苦……。
宇宙人系ラブコメディ、未満ってところですかね。絹の心理の難しさってのはありますが、続刊があると考えれば1巻はこのくらいでいいのかも。“男の子が朴念仁”ってのもこの手の物語の定型となりつつありますが、もう少し工夫しないと記号的な特徴に終始してしまっています。
もうひと工夫欲しい、そんな作品でした。
全4巻、完結です。