著者: 七飯宏隆
イラストレータ: 池田陽介
レーベル: 電撃文庫
守屋克基が入ることになった豊葦学園の神無寮の開かずの間の扉を開けると、そこにはセーラー服の少女が眠っていた。一瞬部屋を間違えたかと慌てる克基だったが、どうも他の人には彼女は見えていないらしい。未麟と名乗った少女は座敷童だと言い、10年間眠っていたらしい。
未麟のせいで学園三大奇人兄姉妹、三千院真人・万里小路柚称・柏木よう子(暫定)と関わり合うことになってしまって、克基の高校生活は初っ端からジェットコースター。
一方で世界を守っていた筈の座敷童の事情も十年で様変り。日本は僅か一箇所を除いて全て「敵」であるワラシモドキの手に落ちていた。克基と未麟は座敷童たちの希望を背負って豊葦学園に巣食うワラシモドキの退治することに。半ば無理矢理駆り出された克基は協力に一つの条件を付けた――。
当初のホノボノから始まって、徐々にバトル重視へ。5巻でそれまで語られていた背景が全部嘘になって、怒濤の6巻。全巻通してみると、1巻は小手調べだったということか。
全6巻完結。